八丈島 一人旅
毎年恒例の一人旅
今年は東京の離島
八丈島へ
相棒の折りたたみ式自転車・bromptonを連れて行ってきました
八丈島空港で降りてから
一歩踏み出しただけだわかる南国の様な独特の気候
うだる様な暑さのなか自転車を漕ぎ始める
道には所々にハイビスカスが!
なんか違う国に来たみたい
せっかくだから島の東側まで半周してやろうと意気込んで一生懸命ペダルを漕ぐ
こちらは玉石垣
関ヶ原の戦い以降、島流しにあった罪人たちが丸く形作って築き上げたと言われる独特の石垣
しばらく漕いで行くと薄々感じていたことが確信に変わった
そう!ここ八丈島は島じゃない!
山だ!!!(笑)
もう完全に山でしょこれ!
ほとんど平地ないもん
登るか or 下るか
その二択
どうせ登るんだからもう下るなよと途中からメンタルもヤラレ出す始末(笑)
永遠と続く様に思える坂道にぐったりしながらも汗だくで登り続ける
本当はレンタカー借りようかなとか思ったけど
それじゃ普通の人生と変わらないし
やっぱり色々と困難があった方が、その先に行けた時の感動や手応えは大きい
自動車とかバイクとかそういった楽な手段に頼るんじゃ無くて
やっぱりこう自分の力で前に進んだ方が生きてることの生々しさを全身に感じられて俺は好き
苦しいけどね
しんどいけどね
でもやっぱりこういう絶景に出会えるから
自転車旅は大好きなのさ
2時間くらい漕ぎ続けただろうか
500mlのペットボトルを4本消費して
やっとついたのは裏見滝
苔の青々しい香りと滝の優しい音が何とも心地いい
裏見滝は崖部分が少し窪んでいて本当に裏から滝を眺めることができた
日々の雑踏から一歩横道にそれるとこんな景色が広がってるんだなとちょっと感動
八丈島へ来る前は、島一周くらいしてやるぜって気分だったけど
押し寄せるアップダウンの連続に
そんなエナジーは瞬殺されてそのまま帰路へ
着いたのは魚屋さんが営むお食事処・藍ヶ江食堂
ジャジャーン!!
八丈島名物くさやをいただくことに!!
うひゃー
香りは噂に違わぬ臭さwww
でも不思議とすぐ中にならなくなって
むしろ食べてくうちにくさやの旨さに虜になっていった
お店のお兄さんに聞くと
どうやらこのくさや!くさや液につけたあと、普通は干して乾燥させるんだけど、乾燥させずにそのまま焼いてるとのこと
だから身はふっくらしっとりしてて味もまろやか
香りもそんなにきつくない
いやーくさや!普通にうまいじゃんね
いい旅になりそうだなーと思いながら1日目は終了
二日目
抜ける様な青空のもと
今日目指すのは八丈富士
そう!登山である
去年の秋から始めた登山
高尾山
大山
景信山
などなど
初心者用の山は一通り制覇してきた
今日はついに離島の山へ初挑戦だぜ!と思いながらふと疑念が浮かぶ
果たして自転車でたどり着けるだろうかと…
通常この八丈富士に行く場合、途中まで車で登り、そこから自力で頂上を目指す
しかし、昨日の地獄の様なアップダウンよりもさらにきついアタックをしなければならないという現実に心が震え、熟慮した結果、レンタカーを借りることにした(笑)
いやーもう無理だもん(笑)
八丈島にくる人は素直にレンタカー借りた方がいいよ(笑)
ということでレンタカーでスイスイ坂道を登って行く
そして中腹にあるふれあい牧場へ
この牧場、山の真ん中にあってまるで天空の上に存在してるかのよう
いろんな絶景を見てきたけど
その中でも一二を争う感動でした
牛さんかわゆす
そして車をここで止めて自力で八丈富士へアタック
まだ6月だというのに天気は真夏日
顔から汗が滴り落ちる
Tシャツがびしょ濡れになり
呼吸も上がり
まだかなまだかなと上を見ると果てしなく続く階段
こりゃしんどいなー
でも困難の先にきっと…
そんな思いを胸に歩みを進めるること1時間
着いたーーーーーーー!
美しく広がる稜線
手の届きそうな雲
青い海
360度どこを切り取っても文句なしな美しさ
いやー頑張って登ってよかった
そのまましばらく黄昏て帰路に
夜は島名物・島寿司をいただいて一人旅終了となりました
いやー初めての八丈島
かなりよかったわ
次はダイビングか釣りのスキルを身につけてこれたらもっとエンジョイできるなあ
また来ます!!!